ADA詫び草のニューラージパールグラス成長観察、水草水槽アクアリウム

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アクアリウム
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水草水槽を初めてまだ初心者です。

30センチキュービック水槽とさらに小型のミニ水槽の2つで、水草アクアリムを楽しんでいます。

緑の絨毯にあこがれてはじめたものの、やはりそう簡単にはいかず、比較的簡単と言われている「グロッソスティグマ」の育成を試みましたが、あえなく失敗しました。

一方で、ミニ水槽を使ったヘアグラス水槽は何とかそれなりの形にはなってきたかな。。

そんな訳で、何とか緑の絨毯も実現させたいと思って色々調べたところ、「グロッソ」よりもさらに難易度が低い「ニューラージパールグラス」というものを見つけました。

初心者でニューラージパールグラスの育成を始めたい方へ、私がおこなったことをまとめてみたいと思います。また、成長の様子も合わせて参考になればうれしいです。

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目次

ニューラージパールグラスの特徴

前景草として人気のあるニューラージパールグラスは、底床を匍匐して生長する有茎草です。グロッソのように、光量が足りないと上へ上へと「ひょろひょろ」伸びることもありません。生長速度が早い水草として有名です。

育成自体が簡単な水草として初心者におすすめで、「緑の絨毯」にしやすい水草と言えます。

なかでも、ADAが開発した「詫び草」シリーズは、ソイルへの植え込みが不要で、ある程度成長した水草のブロックを底床に置くだけ。そのまま放っておくと根を張って成長を始めるというもので、育成の失敗が少ないと言えます。

植える手間が省けることに加え、成長がさらに輪をかけて早いことも特徴です。

水草を育成する上ではコケとの戦いが一番のネックだと思います。そのためには、初期の段階から十分な光量とCO2添加でガンガン成長を促し、水草がコケに覆われる前に健康に成長させることが大きなカギとなります。

ADA詫び草を使えば、さらに成長スピードを稼ぐことができるため、今回用いることにしました。

ADA詫び草について

ADAが開発した詫び草シリーズには、40種類くらいの豊富なラインナップがそろっています。ニューラージパールグラスなどの前景草の他、中景から後景に至るまで種類もあるので、これを使えば本格的な水草水槽でも、割と手軽に失敗なくできるのではと思っています。

詳しい製品情報などはADAのホームページを参考に!

佗び草 - ラインナップ | ADA - PRODUCT
ADAは水槽や照明・CO2添加器具などの製品をデザイン・開発し、水草が茂り、熱帯魚が泳ぐネイチャーアクアリウムを提唱しています。
今回購入して使用したニューラージパールグラス

出典:ADAホームページ

さて、今回「詫び草」のニューラージパールグラスを育成するにあたり、この水草ブロックがどのように絨毯化していくのかと思い、色々ネットを調べたのですが、意外に情報が少ないと思いました。

背丈が伸びていく中景や後景の水草は成長のイメージがつくのですが、匍匐性の水草がどうやって広がっていくのかが、あまりイメージできないでいました。

そこで、今回自分で「詫び草」ニューラージパールグラスの成長観察をおこなってみることにしました。

使用したアクアリウム

今回の個人水槽とは違います

今回使用しているアクアリウムを紹介します。

  • 水槽 30センチキューブ(メーカー不明)
  • フィルター 外部フィルター・エーハイム・クラシックフィルター2211
  • 照明 LED照明ADAアクアスカイG301
  • CO2添加装置 ADA CO2システム74

育成に当たっての留意点

前回グロッソの失敗の教訓から、基本に忠実に、特にコケ対策に注意を払いました

項目内容
ソイルの交換とにかくコケの発生を抑えたかったので、吸着系ソイルGEX「水草一番サンド」を使用
照明ライトの変更光量の高さに定評のADAアクアスカイG301を用意し、7時間/日の照射としました
CO2添加従来通り、ADAのCO2システムを使用、1滴/秒で照明中に添加
水の交換を徹底3日に一度、水槽の1/3を交換エビ投入後は1週間に1回の頻度にしました
生態の投入コケが出始めてからヌマエビを5匹投入

成長の様子

それでは早速、「詫び草」ニューラージパールグラスの成長の様子を見ていきます。

1日目
3日目
5日目

「置くだけ」とは言いますが、根がかくれる程度にはソイルへ埋め込みます

ほとんど変化はありません

まだはっきりと変化は分かりません

7日目
9日目
11日目

少し匍匐してきた印象です。

少しずつ匍匐が広がってきました。

どんどん伸びている様子が分かります。

14日目
18日目
21日目

匍匐した茎の左側2つが繋がりそうです。

一気に成長が進んできた感じです。

この辺りからコケが目立つようになりました。下に隠れた茎の変色も。

24日目
約1ヵ月目
約45日目

ミナミヌマエビをコケ対策のために少量投入。

この辺から少々トリミングもおこない、全体のボリューム感は下がっています。

匍匐はほぼ全体的に行き渡ってきた感じです。

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成長のまとめ

「詫び草」ニューラージパールグラスの成長具合をご紹介しましたが、成長の特徴は以下の通りでした。

成長過程のポイント
  • 設置から最初の1週間はほとんど成長がない(底床に根付くまで)
  • 約10日〜2週間を超えた頃より急速に成長が進みます
  • 約3週間目からコケとの戦いがスタート(生態を投入)
  • 約1ヶ月よりトリミングしながらの育成になりました
  • 約1ヶ月半で30センチ水槽全体に行き渡るようになりました

観察をしてみて、実際、匍匐性の水草が丸いブロックからどのように広がっていくかが、よく理解できました。

ニューラージパールグラスの成長は言われている通りに早く、「詫び草」はさらに早い成長なのだろうと思っています。

コケとの戦いの前にある程度成長させることが可能と分かりました。緑の絨毯を素早くトラブルなく実現させたい初心者の方は、ADA「詫び草」ニューラージパールグラスを使うことをおすすめします。